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自転車51台を市職員が窃盗!

駐輪場

51台もの自転車・空き缶が盗まれた

ゴミとして回収されたものを盗むってどういうこと?と思いますが、資源ごみの中にはお金になる事が非常に多いのです。
今回話題になった窃盗事件では51台もの自転車、860キロもの空き缶が盗まれたのです。

これは奈良市で行った事件なのですが、市の施設内からゴミとして回収されたはずの自転車51台、空き缶860キロを盗んでしまったのです。
しかもこの窃盗事件を起こしたのは、奈良市の職員です。
以前、奈良市では職員の中抜け行為や病気と偽って休暇を取るなど問題があったこともあり、大きな問題になる前に、情報を受けた後、すぐに警察に相談し、操作に協力することを優先したという話です。

何も調べずに本人に確認すれば、証拠がないために検挙できないということがあります。
そのため、絶対に逃げ得させないということで、操作を第一にしたようです。

これほどの大量の窃盗物をどうしたのか

勿論窃盗は絶対によくないものですし、許されることではありません。
しかし自分が利用したいということならまだしも、窃盗した自転車と空き缶の多さを考慮すると「転売目的」であることはまちがいありません。

となると、転売先があらかじめ決められていたということしかありえません。
盗んだゴミ、ゴミであっても盗んで売りに出すという行為、またそれを市の清掃関連施設に勤める職員が行うということは絶対にあってはならない事なのです。

業者は盗品と知っていただろう

この窃盗は、転売ありきで行われていたことに疑いようがありません。
台数の多さ、重さから見て、業者に売る事が目的でしょう。
しかし業者側から見ても、個人がこれほどの台数を持ってくることに疑問を感じない業者はいません。
黙って受け取ったということになれば、当然、業者側も窃盗品だということを知っていたと考えるべきでしょう。

ゴミだから盗んだって問題ない、自由にしていいはずと考えたのかもしれませんが、捨てた人からすれば、ごみとして処分してほしいからゴミに出しているわけで、回収した責任がなくなってしまいます。
もしもこのゴミが売れ残ってしまった、売れなかったということになったら、そのゴミは多分、不法投棄されてしまいます。

小学生に教えるようで実に情けないのですが、市の職員に、「ゴミであっても盗みはいけない事」それを徹底教育することが必要なのです。
また業者に関しても、明らかに個人が持ってきたものがおかしいと感じたとき、それを利用しないように罰則規定を作るなど、何らかの対策が必要と考えられます。

窃盗団なみに手際よく盗みをしようとしていた、つまり仲間がいたということも考えられます。
市の職員としてのモラル、いえ、人間としてのモラルも問われます。