自転車防犯登録、なんだかとてもややこしい

通勤にも自転車が利用されるようになって、国内の自転車の台数はかなり多くなっていると考えられます。
ただ自転車の事故や盗難などのトラブルも非常に多くなっています。
自分の自転車は自分でしっかり守るということも考えておかないとなりません。

自転車の台数が多くなったこと、自転車の盗難などの事故が多かったことなどから、自転車の防犯登録が平成6年から義務化されています。
この防犯登録に関しては購入の際に登録するのですが、引越しや譲渡などする場合には、防犯登録内容を変更する、ということが必要となります。
登録はいいのですが、変更などがよくわかりにくい、場合によっては防犯登録の変更などをしなければいけないということをほとんどの人が知らないということが問題なのです。

しかしさらにややこしい事があります。
自転車の防犯登録に関しては、各都道府県に設置された自転車防犯協会、組合などがそれぞれ管理を行っているので、変更、介助などの方法が自治体によって異なるのです。
また、しっかりと義務を守るようにと推進しているところもあれば、あまり関心がない、というところもあり、何もかもが一定の規則になっていないというところが問題なのです。

防犯登録の変更、解除に必要なもの

防犯登録の変更や介助などを行う際、必要なものがあります。
まずは自転車防犯登録カード、これは自転車を購入する際、保証書と共に受け取っているもので、そのカードには都道府県によって違いがありますが、所有者の住所氏名、電話番号、防犯登録番号、車体番号などがかかれています。

次に、自転車が自分の保有だと証明できる書類を持っていきましょう。
防犯登録カードがないとき、自転車の保証書、車体番号などが記載されている領収書等が必要となります。

さらに防犯登録の登録や介助を行う場合、自転車に提示が必要となるので、自転車本体が必要です。
自転車のフレームのどこかに車体番号が刻印されているので、防犯登録の解除、登録の際には車体番号が必要となります。
車体番号と防犯登録番号のひも付については、車体番号によって車体を確定し、盗難届の有無など確認することが必要なのです。
このほか、免許証や健康保険証、学生証などの現住所の証明ができるもの、お金が必要です。

所有者は一緒、住所を変更

住所、電話番号が変わる、結婚して苗字が変わるという際の変更ですが、同じ都道府県内に引っ越すという場合、登録番号は変わりません。
内容を変更するのみです。

都道府県内の場合、防犯登録カード、身分証明書を持って防犯登録したお店に行きましょう。
料金は都道府県によって違いがあり、無料から200円です。

都道府県外の場合は、防犯登録カード、身分証明書、自転車本体が必要です。
防犯登録を行ったお店で解除を行い、転居先の自転車販売店でで再登録します。