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「ナビチャリ」が地方観光を救う

自転車

自転車のナビがあったら?

サイクルツーリズムという言葉を知っているでしょうか。
サイクルツーリズムとは、自転車で世界を回るということをいいます。
今このサイクルツーリズムが注目されています。

新幹線や電車などの観光地を巡るということにつては何かと手段があるのに、これらの交通手段を活かせる手段がないのです。
観光地などでも、もっとよく観光地を楽しんでほしいと願って行われているのが、レンタサイクルです。
レンタサイクルを観光地巡り用に導入することを検討する自治体が多くなっているのはエコという観点を考慮しても素晴らしい事なのですが、自転車にも問題があります。

観光地を巡る際、自転車だとガイドブックなど、スマホの情報を閲覧できないのです。
土地勘があればいいのですが、観光客は土地勘がなくて当たり前なので、スマホの情報がないと道で迷ってしまうこともあります。

自転車で走行中でも利用できるナビチャリ

観光地などの情報ポータルサイト、地図情報提供などを行っていた青森県のベンチャー企業が、ナビチャリシステムを開発し、話題になっています。
青森のこの企業は新幹線開通後、二次交通手段としてナビチャリの開発に着手し、子のナビチャリは多言語に対応、登録することで方言によるナビも可能という実にユニークで自由な発想で作られています。
取得した位置情報をデータ分析し、旅行者がどのように観光地を動いているのかということを調べるためにも活用されるようになるといいます。

交通インフラに関して、問題を抱えている自治体は多く、開発以降、沢山の問い合わせがこの企業に届いているといいます。
観光地でうまく活用して観光客がナビチャリを通じていろいろなところを回ってくれたら、観光地の活性化にもつながります。

都市部の観光ほど必要なのかもしれない

現在、地方の観光地においてナビチャリの導入が進められていますが、よく考えてみると都市部にほど、必要なのかもしれません。
都市部は道路が入り組んでいるし、路地の奥の方にこそ求めている場所があるということも少なくありません。

都市部にナビチャリがあれば、観光以外、都市部に仕事のために引っ越してくる人たちにも有効活用できるでしょう。
土地勘がなくても、近くにどのようなお店があり、どんなふうに行けばいいのか、こうしたことが理解できれば、行動範囲も広がりますし、街を知るいい手段ともなります。
生活の中にもうまく活かすことが出来そうです。

ナビチャリはこれから、位置情報などをさらに広げ、観光客の増加が見込める場所や時期などにうまく導入していけば、最高のナビとして利用できるでしょう。
地域活性化のプランのアイテムとして、この先、各地でこのナビチャリが活躍するのかもしれません。